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インドアで出来る【育てるサラダ】キット!!

7月5日放送のカンブリア宮殿『花と野菜の100年企業 知られざるグローバル種子革命』の回、見た人はいますか? 近年、ガーデニングブームが拡大しているのは周知の事ですが、そんなガーデニングの殿堂が冒頭で登場。多い時には1日5,000人が殺到するガーデンセンター横浜は、800種類の種と、2,500種類の苗が所狭しと並んでいます。そんな引きこもり…いやいや、インドア派の私には到底理解できないセンターを運営するのが今回の主役【サカタのタネ】です。

今、ガーデニングブームを牽引するサカタの意外な商品が、なんとファミリーマートにありました。今日のブログで、一番のお薦めとなるその商品は、その名も【育てるサラダ】。背丈があまり高くならないよう品種改良し、ベランダや家の中でも簡単につくれるトマトなどのタネと肥料が入った園芸キットです。全て揃ったセットで498円!! これならインドア派の私でもできそうな、安くて健康的で美味しいお話。

この【サカタのタネ】は、そんな初心者向け簡単キットから始まり、簡単に栽培できる品種改良まで手掛けています。実は、ブロッコリーの世界シェア65%、トルコギキョウは75%という園芸好きの世界では有名なグローバル企業です。例えば、家庭向け、さらに農家向けにと品種改良を繰り返してきた【サカタのタネ】の人気急上昇中の野菜が、王様トマト。これまでのトマトよりも熟していて、栄養も高くなっている上に、通常熟していくと皮が避けてしまう事が多いのですが、皮が破れにくく、流通でも崩れないのだそうです。

ほかにも、トウモロコシやきゅうりなど、野菜は年々、品種改良で、早く獲れるようになったり、甘くなったりと、味が向上していると言います。未知なる野菜を育てるサカタの実験農場では、一品種に10年から15年かかる改良を地道に続けています。育つ時期のバラバラだったものを揃えたり、収穫しやすくしたり、実の詰まったものにしたり、現場の声を聞きながら改良を続け、新しいもの、オリジナリティーのあるものを目指しているそうです。

サカタのタネの創業は、1913年。坂田の祖父、坂田武雄が横浜に会社を設立、当初は、花の品種改良に取り組み、世界初の100%八重咲きのペチュニアを開発、金の20倍の値段で取引されるなど、その名を世界に轟かせたそうです。ところが、第2次世界大戦中は、経済封鎖で輸出がストップ、国内でも「花なんか腹の足しにならないからつくるな」と言われ創業者は社長を辞任。

戦後になってから、社長業から離れていた創業者が復帰すると、高度経済成長の波に乗り、今や日本国中で食べられるようになった…数万円もの価値のあった暮らしを変える大ヒットが生まれます。それが「プリンスメロン」。それまで高嶺の花だったメロンの新開発は5年の歳月をかけて完成され、庶民の口に届けられたのです。さらには、農家を豊かにしてくれた高級感の漂う「アンデスメロン」へと開発は続けられていきます。アンデスメロンの「アンデス」の名前は、地名とは全く関係なく、「安心です」のアンデスを取ったとのこと…。しゃれっ気あって、笑えました。

笑えなかったのは、種の海外流出による無断栽培。農家の損害を抑えるために、農業の知的侵害を抑える取り組みにも尽力しておられました。現社長は、【ゲンバ】と【コダワリ】という言葉を世界に広げることにも頑張っておられるとか。日本人ならではの良さ、農家の魂までも大切にされている様子も伺えて、またまた応援したい気持ちで一杯になりました。まずは、【育てるサラダ】から、始めてみましょうかねぇ。

さてさて、前回のパスワード問題の答えですが、①skate➡スケート➡すけいと➡えそさあ
②case➡ケース➡けいす➡そさえ・・・ということで、例の上杉謙信の換字表で確認していくと、「え」が「す」、「そ」が「け」、「さ」が「い」と左上に桂馬飛びで変換されている事が分かるので、答えは、「もえゐさ」➡「りすきい」➡「リスキー」➡で、答えのパスは【risky】という事になります。そろそろ暗号解読者として目覚めたりしています??

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