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プラごみが尊い命を奪っていく・・・

少し前になりますが、1月15日放送のガイアの夜明け"あなたのゴミ"その行方~迫る!「プラスチック危機」の回、見た人はいますか? プラスチックが大量生産・大量消費されるようになって約半世紀が経つそうです。軽くて丈夫、安価なことから、いまや私たちの生活に欠かせない存在となっており、実際、生活の殆どの場で、プラスチック製品を確認することができます。

ご存知の通り、レジ袋やペットボトルなどの使い捨てプラスチックごみによる海洋汚染が深刻化しており、同番組ではこんな亀の鼻にプラスチックのストローが詰まって流血している動画が流されていました。ショッキングな映像ですが、見た事のない方は、是非、見てください。
【亀の鼻にストローが突き刺さって流血している動画】
https://youtu.be/2yDKaWR0ttw

悲しいかな、日本のプラスチックごみの排出量は世界第2位なんだとか…。そう言えば、海外から来た人が、「日本のコンビニは、いちいち袋に入れて、温かい物・冷たい物とお弁当を入れる袋と分けたがる…」と言った発言や「捨てられたごみ捨て場に捨てられたごみが、カラスなどに荒らされて川に流れ海を汚している」等と言っているのを聞いたことがあります。

1980年代以降、日本や米国、欧州などの「廃プラスチック」の受け入れを拡大してきた中国は、原料からプラスチックを生産するよりはるかに安上がりで、国の経済成長を支えてきましたし、日本や欧米諸国にとっても、中国は都合のよい「ごみ捨て場」となってきました。ところが、ついにそのツケがまわってきたという話で・・・

中国国内では、廃プラによる環境汚染が社会問題に発展。一昨年の2017年12月末、中国政府は廃プラ輸入禁止に踏み切り、最盛期(2012年)には世界の廃プラ輸入量の半分にあたる約900万トンを受け入れてきた中国から、世界各地に行き場を失った廃プラがあふれているようなのです。

輸出の9割以上を中国に依存(2012年)してきた日本への影響も深刻で、中間処理業を営む東港金属の福田隆社長は、「もう限界…」と話されていました。現状をよそに工場に運び込まれる廃プラの量は1日トラック約300台分。もはや敷地内に保管する場所を確保できなくなってきているのです。

受け入れ基準を超えた保管は廃棄物処理法で禁止されているため、残された道は焼却処分となりますが、1トンあたりの焼却費用は約3万円で、年間にして1億円もの損失となるとのこと。このような状態が続けば、廃プラ問題は人々の身近な生活にも影響し、やがては、ごみが捨てられない状況に陥るのではないかと・・・。

そんな中、昨日、たまたま目にしたニュース番組では、『最近増えている食べ歩きによるゴミのポイ捨ての増加』について取りあげられていましたが、ファーストフードで購入された食べ物容器が、食べ歩いた後にポイ捨てされ、海外からの観光客の増加と共に、増える一方だとのこと…。亀の映像を思い出すと、なんとも…人間がしてきたことはどれほど無責任な事かと胸が痛くなってしまいます。

今すぐできる事…。企業は、スターバックスの様に、プラスチック製品を使わないように努力すること。そして、私たちも、小さな動きでもプラスチック製品の物を安易に買って捨てたりしないようにする事を意識していきたいですよね。レジ袋は当然、自前の袋で対応し、容器として使われている製品も、出来るだけ買わないように努力する事…大切ですよね。

かなり不便にはなるかも知れませんが、マイクロプラスチックが魚介類の身体を介して、やがては人間の体の中にも蓄積されていく事も充分意識して、努力しなければならない事のようです。番組の冒頭では、「何で買い物のレジ袋が有料化されてきているのか」を答えられない人が多く見られました。まだ、危機感が浸透していないだけに、こうした現実を知る機会も、もっともっと多くあって欲しいなぁと思うのでありました・・・。

さてさて、間が空いてしまいましたが、前々回の暗号問題回答をば・・・。
謙信の換字表を使って13324147を解読していくと、13「は」32「た」41「ら」47「く」→「はたらく」となります。それを英語に変換するので、はたらく→work。更に、そのworkをアドバシュ暗号に置き換えていくので、work→dlipとなり、今回の暗号問題の「アドバシュ暗号作成問題」の回答はdlipという事になります。謙信の換字表もアドバシュ暗号の換字表も以前ご紹介していますし、ネットで検索しても、すぐに確認できるものなので、興味ある方は確認してみてくださいね。

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