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ヘルシー「サバ水煮缶」、サバイバル「鯖や」と「サバ」づくし・・・

サバの水煮缶が身体にとても良いという事は既にご存知の方も多いと思います。念の為、その凄い健康効果について触れておきましょうか!?

サバは青魚の王様と言われるほど、他の魚をしのぐ豊富なEPAとDHAが含まれています。EPAは人の体では作られ難いとされている栄養素なので、積極的に摂取しなければ、その恩恵を受けることができません。青魚の油には今やお馴染みのEPA、DHAが多く含まれていて、血管、血液の健康維持に重要な役割を果たしていることが解っています。血管の老化を予防してくれたり、血液をサラサラにしてくれたりと血管病を予防してくる働きがあり、更には、善玉コレステロールを増やしてくれます。更に更に、DHAは、脳内で新しい記憶を伝達するための神経細胞を補助する働きまであると言われ、今は、どうか分かりませんが、かつて日本人で一番青魚を食べていたという年代の人が、歴代のIQの平均値もトップだったという話があるほど・・・。

まだまだ効果は続きます。サバにはビタミンB2やビタミンEといった、肌に働きかけてくれるビタミンも豊富に含まれていて、やはりトップクラス。ビタミンB2は肌の新陳代謝を高め、ビタミンEはコラーゲンを生成してくれています。いずれのビタミンも水溶性で尿として排出されてしまうという特徴を持っていて、体に貯めておくことが出来ないので、積極的に摂取する必要があります。そして、当たり前のように言われるカルシウム。サバの水煮缶は、生のまま缶に詰められ、大型の圧力釜で高温で熱処理されるので、骨も柔らかく食べやすく骨粗しょう症の予防にもなります。

ところが、つい先日、【人気急上昇中のサバが供給に黄信号が灯っている】そんなニュースが報じられました。国内スーパーが扱うサバの半分以上を占めるノルウェー産は天候不順で漁が不調。これから旬を迎える国産も10月上旬まで数量がまとまらず、苦戦が続いているとのこと。既にノルウェー産の現地価格は高騰しており、現状が続けば、国内サバ市場にも大きな影響を及ぼしそうだというのです。私もサバの塩焼きが大好物なので、それはそれは困った話です。

サバづくしということで、9月20日放送のカンブリア宮殿『サバ専門の外食から養殖業まで!サバ1本に賭けるサバイバルベンチャー』の回、見た人はいますか?

サバ料理の専門店「SABAR」は、38種類のサバ料理で客を飽きさせません。塩焼き、煮付け、揚げ物などサバ尽くしのメニューに加え、内装でもサバに拘っています。「鯖宮城」といった竜宮城のような店もあれば、サバーランドというテーマパークのような店舗もあり、店舗ごとにコンセプトを設けたユニークな展開で評判を呼んでいるんだとか。東京や大阪など大都市を中心に国内16店舗を展開する「鯖や」。その旗振り役は、勿論、サバをこよなく愛する熱血社長さん。右田社長は外食業だけでなく、サバのレトルトカレーや、棒寿司などの商品開発と販売も積極的に行っており、サバ街道の起点、福井県小浜市と連携し、養殖の「酔っぱらいサバ」まで手掛けるなど、サバに情熱を注ぎ続けています。

幼いころから魚嫌いで、19歳まで魚を食べられなかったという社長の右田さん。高校卒業後、友人の半ば強引なすすめで鮮魚店に勤めていた時代に魚にハマりはじめ、23歳で何故かオーストラリアに渡って回転寿司店で働き、工場長などを任され、経営のノウハウを学んでいきます。帰国後に開業した大阪の居酒屋では、右田が作ったサバ寿司が好評で、「サバ一本でやったら?」という奥様の一言がきっかけで、2007年に宅配専門の「鯖や」を創業。その後、スーパーや百貨店での催事販売など販路を拡大。

ところが、工場増設など過剰な投資のために経営は徐々に悪化して、貯金残高が15,000円になるまでに…。そこで、「鯖や」を救ったのが、姉妹サイトでも何度か触れたことがある【クラウドファンディング】というシステム。見事に目標を達成すると、サバの専門店「SABAR」を開業していくのです。

この夏、「鯖や」は、漁業・養殖事業から加工、生産を手掛ける水産業界大手「日本水産」と業務提携を発表。提携に先んじて、昨年秋、「鯖や」プロデュースでニッスイが売り出したサバ缶は、おしゃれなデザインや脂ののった食感がウケ、売上も好調。今後は共同でサバの新たな商品開発を行っていくとのこと。

いつもの社長の金言は、『楽しくなかったら、やめよう』。分かり易くて良いですよね。番組の中で、村上龍さんから「若い人たちへのメッセージ・アドバイスを」と要求されると、こんな風に応えていました。
「本当に自分が何をしたいのか。自分がハッピーと思えたときに、もっと心に余裕ができて、そんな時にこそ、やりたい事が見つかっていくのでは?」と。

村上龍の編集後記でも、面白いことが書かれていました。
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・・・右田さんは、44歳という若さなのに、経歴が面白すぎて、史上最長になった。「大の魚嫌い」が「鯖博士」になるまで、波乱万丈というわけでもなく、すべてのエピソードの背後に、本人も気づかない「鯖の魂」が、回遊していたのだと思う。なので、気づいたら電光石火、やることは恐ろしく早く、また速かった。今、鯖は、EPAやDHAを含み健康にいいということで空前のブームらしい。右田さんはブームを歓迎しているが、もっと深い理想の海を、鯖とともに、目指している。
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サバの不漁の影響で、今後、苦戦するかもしれませんが、養殖が活かされるチャンスでもあるかもしれません。サバに限らず、牛肉だけとか、鶏肉だけとか、食材を一品に絞ってしまうと、相手が生き物だけに、トラブルの影響も大きく受けてしまいますが、だからこそ、こうした方には、是非頑張り抜いて、苦難を乗り越えて欲しいものです。応援していますよ!!

さて、前回ブログのパスワード問題回答ですが・・・
『わたのすなおがくのうはやむかみてけんはらたいんかひと』
ということで、「しきんぶそくでほしいもの」は当然➡お金➡マネー➡従って、「money」が答えとなります。

こちら姉妹サイトも宜しくお願いします。