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ペットロスの悲しみから救ってくれる【虹の橋】

10月からテレビ朝日系でテレビドラマ化され放送されている『僕とシッポと神楽坂』という番組を御存知でしょうか。嵐の相葉雅紀さんが主役を務める獣医師を主役としたドラマですが、その中で「虹の橋」というフレーズが時々登場してきます。ペットロスの悲しみに暮れる人に向けて作られた文章なのですが、「深い絆で結ばれた動物と飼い主のお話」「大切な人と出会えなかった動物と、大切な動物を持てなかった人のお話」「ペットロスの悲しみから涙をこらえきれず、虹の橋の入り口に雨を降らせてしまう飼い主のお話」…長くなりますが、全3作を一気にご紹介させて頂きたいと思います。全世界に広まっているお話で、誰が書かれたのかは不明となっています。
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【虹の橋】
ここは虹の橋と呼ばれる橋のたもと、橋の向こう側はもう天国です。
とても大事な人と一緒にいた動物、つまりペットとして飼い主さんに愛されて暮らしていた動物は、永遠の眠りについた後に、この虹の橋に来るのです。そこには、ここに来た全ての動物たちのために、広々とした草原と丘があり、みんなで走り回ったり、遊んだりできるのです。食べ物や水も豊富にあり、太陽の日差しがたくさん降り注ぐ、みんなが心地よく、快適に過ごすことができる場所なのです。
病気のために、また年老いて亡くなった動物たちも、そして、体が傷ついたり、不自由だったりした動物たちも、みんな、私たちが夢で見るような、かつての元気いっぱいの姿に戻っています。動物たちは、ここで過ごすことがとても楽しく、そして満足しています。でも、そんな動物たちにも、1つだけ心に引っ掛かることがあるのです。それは、動物たちそれぞれが残してきた、動物たちそれぞれにとって、とっても特別で大事な人と会えないことです。
動物たちみんなが、走り回ったり、遊んだりしている、そんな中、その日はやってきます。ある動物が、突然立ち止まり、遠くを見つめています。彼の輝く目はその1点を見つめ、喜びで身震いしています。と、突然彼は走り始め、みんなから離れていきます。緑の草原の中を飛ぶように走り、どんどんそのスピードを上げていきます。あなたに向かって。
あなたは立ち止まっていました。最愛の友とついにまた会えたのです。勢いよく走ってきたあなたの最愛のペットと、しがみつくように抱き合い、歓喜に満ちた再開を果たすのです。もう2度と離れることはありません。キスの雨があなたの顔に降り注ぎ、あなたはその愛しい頭をしっかりと撫でてあげます。そして、長く逢えずにいた、でも決して忘れることのなかったあなたのペットの信頼に満ちた目を、あなたはもう一度見つめるのです。そして、一緒に虹の橋を渡っていくのです・・・。
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【虹の橋で】
天国と地上をつなぐ橋があります。その橋は、いろいろな色が使われていることから、虹の橋、と呼ばれています。虹の橋の手前には、草原が広がり、深い緑に覆われたいくつもの丘や谷もあるのです。
人間に愛されていたペットはこの世での永遠の眠りに付いた後、この場所に来るのです。ここには豊富な食べ物と水があり、いつも春のように暖かく快適なところです。年老いて弱弱しくなっていた動物たちも、元気だった頃の若さを取り戻します。傷をおっていたり、障害があったりした動物たちも、完全な健康体を取り戻しています。そして、ここに来た動物たちは、みんなで遊びながら、毎日楽しく過ごしています。
でも、橋のたもとにいる動物たちの中には、少し違った様子の動物たちもいました。彼らは、虐待されたり、飢えに苦しんだりして、愛されたことのない動物たちでした。彼らは、再び飼い主さんと出会い、仲良く一緒に虹の橋を渡って天国に向かう動物たちの姿を、羨ましさの混ざった哀愁を持った目で眺めていました。彼らには、特別な人間は誰一人としていないのです。彼らの生涯には、1人として、そんな人間は与えられませんでした。
しかし、ある日のこと、そんな彼らがいつものように遊んでいると、虹の橋に向かう道の傍らに、誰かしら、人が立っていることに気がつきました。その人は、生涯ペットを飼ったことがなく、虹の橋を渡っていくペットとその飼い主の再会を、やはり少し妬ましくも思いながら哀愁を持って眺めていたのです。実はこの人も、いじめられたり、飢えに苦しんだり、苦労を重ね、そして、愛を受けることのなかった人なのです。
その人が1人で立っていると、同じように愛されたことのない動物の個体がその人に近づいていきました。何でこの人は一人なのだろう、と不思議に思いながら。その愛されたことのない動物が、やはり愛されたことのない、1人で立っているその人に近づいていくと、まさに奇跡が起きたのです。その動物と一人こそ、本来生きているときに出会うべき、でも、その機会を得られることがなくここに来てしまった、それぞれにとって特別な存在である動物と人間だったのです。
そして、まさに今、やっと、彼らは出会うことが出来たのです。ここ、虹の橋のたもとで。寂しさや悲しさは全て消え去り、二人の友は最後の最後で一緒になったのです。そして、虹の橋を一緒に渡っていくのでした。彼らもまた、2度と離れることはありません。
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【虹の橋…雨降り地区】
こんな風に、幸せと愛の奇跡に満ちている、『虹の橋』の入口には、『雨降り地区』と呼ばれる場所があります。そこではいつも、しとしとと冷たい雨が降り、動物たちは寒さに震え、悲しみに打ちひしがれています。そう、ここに降る雨は、残してきてしまった誰かさん、特別な誰かさんの流す涙なのです。
たいていの子は半年もしないうちに、暖かい日差しの中に駆け出して仲間と戯れ、遊び、楽しく暮らすことができます。ほんの少しの寂しさと、物足りなさを感じながらも・・・でも、1年たっても2年たっても、ずっと『雨降り地区』から出て行かない子たちもいるのです。
地上に残してきてしまった、特別な誰かさんがずっと悲しんでいるので、とてもじゃないけれど、みんなと楽しく遊ぶ気になれないのです。地上に残してきた誰かさんと同じつらい思いをして、同じ悲しみにこごえているのです。
死は全てを奪い去ってしまうものではありません。同じ時を過ごし、同じ楽しみを分かち合い、愛し合った記憶は、あなたの心から、永遠に消え去ることはないのです。地上にいる特別な誰かさんたちの、幸せと愛に満ちた想い出こそが、『虹の橋』を創りあげているのです。ですからどうか、別れの悲しみにだけ囚われないでください。彼らはあなたを幸せにするために、神様からつかわされたのです。そして、何よりも大事な事を、伝えにやって来たのです。命と儚さと愛しさを。つかの間の温もりに感じる、慈悲の心の尊さを。その短い生涯の全てを以って、教えてくれるのです。癒えることのない悲しみだけを、残しにくるのではありません。
思い出して下さい。動物たちが残して行ってくれた、形にも、言葉にもできない、様々な宝物を。それでも悲しくなったら、目を閉じてみて下さい。『虹の橋』にいる、彼らの姿が見えるはずです。信じる心のその中に、必ずその場所はあるのですから・・・
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犬の為に作られたお話の様に書かれている事が多いのですが、このお話は、人と共存できる全ての動物や飼い主に向けられたお話の様な気がします。ペットロスの悲しみや寂しさからは、簡単に抜け出すことができませんが、こうしたお話を聞けると、心に陽がさしてくるような、温もりが戻ってくるような、そんな気がしました・・・。

さて、次回ブログのパスワードですが、予告していた通り『忍びの伊呂波』という暗号でいきたいと思います。予習はしてありますでしょうか。参考の為に例題を3つ。換字表は、ネットから探してみてください。
「のらいぬ」・・・

「やまねこ」・・・

「たいはく」・・・

では、これは何でしょうか。

得られた答えをyで終わる英語に直してお答えください。

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