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人生は勝つことより負けることが面白い

アナザーストーリーズ 運命の分岐点…先日、同番組の「スヌーピー最後のメッセージ」の回を観ました。自分の中では、世の中にはミッキー派とスヌーピー派がいると思っているのですが、私はスヌーピー派かなぁ。

2000年2月13日、アメリカの新聞で50年連載された世界的マンガ「ピーナッツ」が終了しました。ピーナッツ??と言われてもピンと来ない方も居るのでしょうか?世界中で愛されるスヌーピー。スヌーピーは1950年にアメリカの新聞で連載が始まった漫画『ピーナッツ』のキャラクターの一人なのです。主人公は負け続きの野球チームを率いる、何をやっても失敗ばかりしてしまうスヌーピーの飼い主「チャーリー・ブラウン」。飼い犬のスヌーピーは真逆で、犬にも拘らず、何をやってもスーパー。他にも、一癖ある子供たちがユーモアと深みのある?言葉を発していきます。

50年にわたる新聞連載をたった一人で描き上げた『ピーナッツ』の作者、チャールズ・シュルツさん。シュルツさんは勉強ができて、2年飛び級して進級までしてしまうのですが、やがて、いじめられ、勉強で遅れるようになり落第…。シュルツさんは「私の事が知りたかったら漫画を読めば良い」こう話されていたそうですが、まさに主役のチャーリーがシュルツさんそのものだったようです。『人生は勝つことより負けることが面白い』確かに、そうかも知れませんよね。

たった一本のペンで全てを描いていたというシュルツさん。4コマ目の最後の1コマに全てをかけていたそうですが、ピーナッツでシュルツさんは何を伝えようとしていたのか?それは「皆が子供の頃に体験した失敗やはかなさを伝えたかった」「世の中の残酷さや切なさ、悔しさを伝えたかった」とのこと。確かに、よく漫画の中のセリフで、登場人物が「人生は上手くいかない」と嘆いていた気がします。シュルツさんと33年も付き合った友人のディーンさんは、シュルツさんが【大の負けず嫌いだった】と語ります。彼によれば、シュルツさんの75%はチャーリー・ブラウンだというのです。

マンガの中でチャーリーの憧れだった"赤毛の女の子"のモデルとなった女性、ドナさん。"赤毛の女の子"の姿は決して描かれませんでしたが、シュルツさんは一度だけシルエットで姿を描いています。そして、その意味をドナさんに伝えていたのです。「誰もが、自分の叶わなかった恋の相手を思い浮かべられるように」と。シュルツさんを振ったドナさんの名は、チャーリーの妹の名前に使われていて、ドナさんも愛読者の一人だったそうです。素敵な話ですよね。

私がスヌーピーを初めて知ったのは、小学校を転校する時に親友から貰った1冊の本でした。左側が英文、右側が日本語訳と、ちょっと不思議な4コマ漫画の本でしたが、その本こそ「スヌーピー」でした。親しみあるキャラクターですが、大人になっても大好きにかわりありません。シンプルで味のあるイラストと哲学的でクスリと笑ってしまうセリフが何度読んでも飽きさせないのかと。

最終回が印刷されたのは2000年2月12日。そして、まさにその日、連載終了を見届けるかのようにシュルツはこの世を去りました。後半20年は病との闘いで、心臓を患い、手が震えても辞めなかったそうです。50年にわたる連載にかけた思い…当たり前の日常が消えた日…あのオバマ元大統領までが「ピーナッツと共に成長した」とコメントしています。ピーナッツの形をしたスヌーピーの頭、アポロ10号で、月まで一緒に行ったスヌーピー…月面着陸船のコードネームは『スヌーピー』だったそうです。

【スヌーピーミュージアム 東京】行ってみたいなぁ…シュルツさん、お疲れ様でした。

さて、次回ブログのパスワードですが、シーザー【シーザーの暗号】でいきましょうか。
【olih】これをシーザーの法則に従って置き換え、出てきた言葉を小文字で書いてください。
はや、2回目のご訪問となられる方、有り難うございます。つい、パスワード出題のこのブログに、そのパスワードをかけてしまうというミスをしてしまい、かかっているうちに来られた方は、再度のご訪問という事になります。申し訳ありませんでした。そして、有り難うございました。

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