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戦争の悲惨…1917 命をかけた伝令

『1917 命をかけた伝令』は、2019年制作のイギリス・アメリカ合衆国の戦争映画。第一次世界大戦に投入された2人の若きイギリス兵のある1日を全編ワンカットに見えるように密着して追い掛けるという臨場感たっぷりの作品となっています。あらすじは、こんな感じです。

1917年4月6日、ヨーロッパは第一次世界大戦の真っ只中にありました。その頃、西部戦線にいたドイツ軍は後退していました。しかし、その後退はアルベリッヒ作戦に基づく戦略的なものであり、連合国軍をヒンデンブルク線にまで誘き寄せようとする罠でした。イギリス陸軍は航空偵察によってこの事実を把握し、明朝に突撃する予定のデヴォンシャー連隊第2大隊に伝えようとしましたが、彼らに情報を伝えるための電話線は切れてしまって連絡が取れなくなってしまいます。そこでエリンモア将軍は2人の兵士・トムとウィルを呼び出し、現地へ行って第2大隊に作戦中止の情報を伝えることを命じました。第2大隊には1,600名もの将兵が所属しており、この事実を知らせないと壊滅的な被害を受けてしまうことは明白でした。さらにその中にはトムの兄・ジョセフもいたのです。

トムとウィルは前線にいる多数の味方を救うため、限られた時間で屍臭漂う無人地帯を抜け、どこに敵が残るかも分からぬ危険な戦場を進んでいきます。その過酷な旅路をカメラが常時捉え続けることで、戦争の悲惨さ、命の重み、極限の恐怖、目の前で命を失う思い・・・様々な事を考えさせられます。

この物語はフィクションですが、メンデス監督が、キングス・ロイアル・ライフル第一大隊の上等兵で西部戦線の伝令を務めていたという祖父のアルフレッド・H・メンデスから聞いたエピソードを多数用いているそうです。現実とは違うという批判的な評価も多数あるようですが、戦争というものについて思いを巡らせるには、充分な役割を果たしているのではと私は思います。

悲しいかな、直近ではロシアがウクライナを侵犯し、多数の死者やケガ人を創出し、それでもなお、国連もNATOもアメリカも直接的に助ける事ができないという悲しい現実を目の当たりにしています。冬季オリンピックで「戦争は要らない」と訴えた選手がいます。ウクライナの大統領をはじめ、多くの国民が助けを求めてます。それでもロシアの非道を見ている事しかできないのは本当に悲しすぎる現実です。

そんな中、ロシア国内でも「戦争をやめて」と多くの国民がデモを起こしています。25日の時点で1,800人を超える人たちが警察に拘束されているそうですが、周りから助けられない以上、国内からプーチン政権を転覆させる動きが起こってくれたらと祈るばかりです。

戦争を仕掛ける側のプーチンの「言い訳」、戦争を仕掛けながらも「平和のため」等と言える虚偽の世界、目の当たりに見る事ができます。明日は我が身・・・これでプーチンの非道がまかり通らぬよう、ご近所の中国まで、右へならえになってしまわぬよう、残された国民の意志・力を祈るばかりです。

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