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映画『空白』

 見ず知らずの他人による誹謗中傷、SNSの狂気、始まりからの殆どが見るに堪えないシーンばかりで、映画によってストレスが溜められる感じ。車にはねられてちう学生が亡くなっていくシーンにしても、あんなに酷い表現でなくてもと肯定できない部分も多々あり、普通なら、最初の20分で見るのが嫌にな映画でした・・・。それでも、目を背けてはいけない映画の様な気がして最後まで見切った映画。

 公式サイト https://kuhaku-movie.com/

映画『空白』は、2021年9月23日公開の日本映画。監督は𠮷田恵輔、主演は『台風一家』以来、7年ぶりの映画主演作となる古田新太。

心に悩みを抱える女子中学生が、万引き未遂事件を起こして逃走し、不慮の事故に遭遇してしまう・・・。た女子中学生の交通事故死をきっかけに、彼女の身の潔白を証明しようと、スーパーマーケットの店長をはじめとした関係者を相手取った父親の暴走を描いていく。

ある日突然、まだ中学生の少女が死んでしまった。スーパーで万引きしようとしたところを店長に見つかり、追いかけられた末に車に轢かれてしまうのです。娘のことなど無関心だった少女の父親は、せめて彼女の無実を証明しようと、店長を激しく追及するうちに、その姿も言動も恐るべきモンスターと化し、関係する人々全員を追い詰めていく。

『新聞記者』『MOTHER マザー』のスターサンズが、『ヒメアノ~ル』『愛しのアイリーン』などで、衝撃と才能を見せつけた監督・𠮷田恵輔とタッグを組み、現代の「罪」と「偽り」そして「赦し」を映し出す、𠮷田恵輔監督オリジナル脚本で挑むヒューマンサスペンス。

観る者の心臓をあわだてる悪夢のような父親・添田充を、7年ぶりの主演映画となる古田新太が演じていきます。土下座しても泣いても決して許されず、人生を握りつぶされていくスーパーの店長・青柳に、古田新太と実写映画初共演となる松坂桃李。この現代に生きるすべての人々の、誰の身にも起こりえる出来事に鋭く視線を向けた監督・𠮷田恵輔の「脚本」にしっかりと俳優陣が演じきっていました。

自分の立場を公表せず、見ず知らずの他人に対して勝手な誹謗中傷を繰り広げてしまうSNSの脅威。何も分からないのに、一部の意見や推測を拡大解釈して、別人格を作りだしてしまうことの恐ろしさを痛感して欲しいと思いました。また、日々多方面に浴びせられる心無い言葉に翻弄されず、しなやかに交わしつつ生き抜く力の確かさを手にして欲しいと思うのでした。完璧な人などいないはずです。だからこそ許しあえるよの中であって欲しいと、つくづく思うのでした。

話がズレてしまいますが、ウクライナで起こっている信じられない戦犯行為。憎むべき事ですが、日本国内にいるロシア人が行っている訳ではないし、ロシア本国にいるロシア人の少なくとも半数近くは戦争をよく思っていないはずです。ひとくくりにして罪のないロシア人に行う誹謗中傷も止めて欲しいと心から、そう願っています。SNSで見ず知らずの個人を批判した事がある方・・・自身が警察や裁判官、或いは神ではないということを再確認すべきかもしれません。

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