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ゼミ発表の資料作成に便利なフリーソフト特集 – デザイン編

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資料作成がはかどる学生

ハイレベルなゼミ資料を素早く作成するために

研究室に配属されると、ゼミでの専門書の輪読、卒論・修論発表などの発表練習で資料を作成するなどの機会が増えます。そのため「実験と資料作成で日々忙しく、なかなか遊ぶ余裕もない」という方も多いことかと思います。
今回はゼミ資料を素早く作成できるようになるためのデザインツールをご紹介。すべてフリーソフトなので、個人でインストールされたい方も安心ですよ。

デザインに便利なフリーソフト - Inkscape, Gimp

Inkscapeで図の作成を効率化

理系学生にとって図表を作成する機会は多いものです。研究発表資料の見栄えは大事なので、図の細かい体裁を指摘される方も多いのではないでしょうか。
図表作成にはPowerPointの機能を利用する方も多いと思われますが、デザイン専用のソフトではないため、要素の多い複雑な図の作成にはストレスが多く、時間がかかりすぎてしまうこともあります。
InkscapeはIllustratorライクな無料のデザインソフトのため、様々な図表を作成する際のストレスが少ないよう設計されています。「図表の端を揃える」「等間隔に配置する」といった細かい操作もショートカットで呼び出しやすく作られているため、図表作成のコストを引き下げてくれるかもしれません。

・Draw Freely _ Inkscape

注意
Windowsを利用されている方には導入障壁が低くオススメですが、Macでの利用にはXQuartzというソフトとの併用が必要となりますのでご注意ください。また、Macでは日本語入力対応の手段が限られるなどのネックが存在します。

Gimpで図表の修正

輪読の課題図書や、研究の参考文献などから図表を引用する際は、研究室に備え付けのスキャナでデータ化し、資料に掲載している方は多いことでしょう。そういった際、

  1. 本やスキャナの仕様で、スキャンした図が傾いてしまう
  2. 紙質由来のブツブツした点(ゴミ)が読み取られてしまう

といった問題が生じることがあります。
Gimp(GNU Image Manipulation Program)は画像編集フリーソフトで、画像に関わる様々な問題を解決することができます。
「図が傾いてしまう」問題は「回転ツール」で補正。
「ブツブツした点(ゴミ)」が読み取られていたら、「色レベルの補正」で「白に近い色はすべて白(#FFFFFF)として扱う」よう補正すれば、ゴミを排除し図表だけをくっきりと見せることが可能となります。

・GIMP - GNU Image Manipulation Program

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