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分子生物学会で聞いてみた、ふたり組リケジョの研究内容と就職事情 in 第41回日本分子生物学会年会

キャリア・ライフスタイル

第41回日本分子生物学会年会に来場したSさんとKさんは、同じ大学院に通うふたり組。これまではほとんど迷いなく研究に没頭してきたというおふたりですが、今後の進路については少し悩んでいるご様子。「企業への就職を検討している」という胸のうちに、Lab’in New編集部が迫りました。 同じ大学院の同級生、Sさん(右)とKさん(左)は学部時代からの付き合い。それぞれ違う研究室ながら、縁があるという二人組です。楽しくお話を聞かせていただき、ありがとうございます! 二人とも大学院への進学はほとんど迷いがなかったと言いますが、これからの進路について考えをめぐらしているそう。「他の世界を見てみたい」「視野が狭くなるのが怖いので…」と、民間企業に興味をお持ちの様子でした。

研究分野について

Sさん

私は「染色体」に関する研究をしています。その研究室に学生が私一人だったため、学部の期間だけでは終わる目処が立たず…。おまけに続けてくれる学生もいませんでしたので、大学院に進学しました。就活を吹っ飛ばして研究したいというのも強い理由でした(笑)。

Kさん

本当に4年生のたった1年の期間で、できることって限られているんです。もうちょっと研究を続けて、それから進路を考えてもいいんじゃないかな?と、院に進学しました。もともと、入学前から大学院に進学するというイメージもありました。研究分野はエピジェネティクス ※ です。まだまだわかっていないことが多い分野ですが、面白そうと思って選びました。 ※ DNAの配列変化によらない形で、遺伝子発現を制御・伝達するシステムのこと。

キャリアについて

Sさん

今、研究室の先生から「論文を書けるように頑張って」と言われています。ドクターまで行きたい気持ちもあるけれど、外の研究室も見てみたいと思っています。メイクが好きなので化粧品関連企業に就職したいです。染色体とは関係ないですけれどね。

Kさん

かなり悩んでいます。進学をするつもりでしたが、一度働いてみるのもいいかな?って。今まで研究のことしか考えていませんでしたので、その他の世界を知らないんです(苦笑)。研究以外を一度経験してから、もう一度研究に戻っても遅くないと考えています。結局、全部自分次第ですよね。私も就職先は今の研究と全然関係なくてもいいと思っていて、むしろ違う分野を見てみたいです。視野が狭くなるのが怖いですから。

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